「タヌキとキツネ」5巻を購入しました。
キャラクターの可愛さに癒されたり、「ヤバい」作品に笑ったりと読んでほっこりとする作品でした。
表紙が新作ネタなのは初かなと。「白ヤギさんからお手紙着いた」の童話が元ネタですかね。
この5巻で100万部いきそう、すごい。
裏表紙。「お絵かき、かけっこ~~~」の部分の文章、毎作ステキな内容で好きです。
そして右下の「なすすべもないタヌキ」のインパクト。わー
内容について
1~4巻と同じく今回も、載っている作品は大きく分けてTwitterで公開された作品と書き下ろしの2種類になっています。
前者はおおよそ2017年3月~2017年6月の作品が掲載されています。
今回、オススメ作品が多すぎて絞れないのですが、「深い」という点では「誘うタヌキ」が一番好きかなーと。
https://twitter.com/atamotonu/status/863682053983715328
これ描写が非常に丁寧で、
・1コマ目、オオカミさんは「どうせ悪役なんだろうな」と思っている
→なので眉間にシワが寄っているし、吹き出しも角張っている
・それが2コマ目では解消されている
→タヌキさんは、純粋にみんなでつみき遊びをしたかった模様
・キツネさんは表情の描写がない、着ぐるみもちゃんと着ていない
などなど素晴らしい作品だと思います。
また、「茶釜タヌキ」はあの集中線が卑怯だと思いますw ずぞぞぞ。
他には「食らうタヌキ」のように、食べ物のことになると強さが発揮される作品もいいですね。2コマ目にセリフや擬音が無いのも面白ポイントだと思います。
書き下ろしについて
書き下ろしは全部で30ページほど、いつもよりはわずかに少ないです。
4巻での「対抗するタヌキ」「大惨事タヌキ」のような「やばい」作品は少なかったですが、純粋に「あぁ、可愛い…!」作品が多かったです。
個人的見所は以下2つです。
アライグマさんが再登場
https://twitter.com/atamotonu/status/745181500279185409
最初期にて1回だけ登場し、しかも「誰だ…」と言われて終わってしまうアライグマさんですが、「洗われるタヌキ」にて再登場しました。中々の大事件だと思いますw
今回もしゃべらないのですが、シュールな作品になっており好きです。
キツネ山が初登場!
今まで名前しか出てこなかったキツネ山ですが、ついに「キツネ山へ行くちびタヌキ」にて初登場となりました。
他のキツネたちがたくさん出てくるのですが、1匹ごとに色や模様など少しずつ違いがあって細かいです。
「ちびタヌキ」シリーズはどれも温かい気持ちになります。
書き下ろし作品では他にも、
・「ラインダンスしたいタヌキ」のシュールさ
・「気配を察するタヌキ」の勢い
辺りが好きです。
次回作(6巻)は?
これまで半年ごとに刊行されていますので、そのままなら6巻は2019年5月かなと。
とはいえ無理はなさらず、ゆる~くのんびりと続けていってほしいなと思います。
※ご多忙により2017年9月からはTwitterの更新が不定期となっていて、いわゆる「ストック」がそろそろ無くなりそうなため
ニコニコ大百科の記事
余談ですがちょうど5巻発売のころ、「タヌキとキツネ」の記事が作成されました。
タヌキとキツネとは (タヌキトキツネとは) [単語記事] – ニコニコ大百科
愛があふれる編集だと思います。ぐえー。