タヌキとキツネ5巻感想 キツネ山もついに登場!「ぐえー」の癒し作品

「タヌキとキツネ」5巻を購入しました。
キャラクターの可愛さに癒されたり、「ヤバい」作品に笑ったりと読んでほっこりとする作品でした。

増えてきました。ぐえー


表紙が新作ネタなのは初かなと。「白ヤギさんからお手紙着いた」の童話が元ネタですかね。
この5巻で100万部いきそう、すごい。


裏表紙。「お絵かき、かけっこ~~~」の部分の文章、毎作ステキな内容で好きです。
そして右下の「なすすべもないタヌキ」のインパクト。わー

内容について

1~4巻と同じく今回も、載っている作品は大きく分けてTwitterで公開された作品書き下ろしの2種類になっています。

前者はおおよそ2017年3月~2017年6月の作品が掲載されています。
今回、オススメ作品が多すぎて絞れないのですが、「深い」という点では「誘うタヌキ」が一番好きかなーと。


これ描写が非常に丁寧で、

・1コマ目、オオカミさんは「どうせ悪役なんだろうな」と思っている
→なので眉間にシワが寄っているし、吹き出しも角張っている

・それが2コマ目では解消されている
→タヌキさんは、純粋にみんなでつみき遊びをしたかった模様

・キツネさんは表情の描写がない、着ぐるみもちゃんと着ていない

などなど素晴らしい作品だと思います。

また、「茶釜タヌキ」はあの集中線が卑怯だと思いますw ずぞぞぞ。

他には「食らうタヌキ」のように、食べ物のことになると強さが発揮される作品もいいですね。2コマ目にセリフや擬音が無いのも面白ポイントだと思います。

書き下ろしについて

書き下ろしは全部で30ページほど、いつもよりはわずかに少ないです。
4巻での「対抗するタヌキ」「大惨事タヌキ」のような「やばい」作品は少なかったですが、純粋に「あぁ、可愛い…!」作品が多かったです。

個人的見所は以下2つです。

アライグマさんが再登場


最初期にて1回だけ登場し、しかも「誰だ…」と言われて終わってしまうアライグマさんですが、「洗われるタヌキ」にて再登場しました。中々の大事件だと思いますw
今回もしゃべらないのですが、シュールな作品になっており好きです。

キツネ山が初登場!

今まで名前しか出てこなかったキツネ山ですが、ついに「キツネ山へ行くちびタヌキ」にて初登場となりました。
他のキツネたちがたくさん出てくるのですが、1匹ごとに色や模様など少しずつ違いがあって細かいです。
「ちびタヌキ」シリーズはどれも温かい気持ちになります。

書き下ろし作品では他にも、
「ラインダンスしたいタヌキ」のシュールさ
「気配を察するタヌキ」の勢い
辺りが好きです。

次回作(6巻)は?

これまで半年ごとに刊行されていますので、そのままなら6巻は2019年5月かなと。
とはいえ無理はなさらず、ゆる~くのんびりと続けていってほしいなと思います。

※ご多忙により2017年9月からはTwitterの更新が不定期となっていて、いわゆる「ストック」がそろそろ無くなりそうなため

ニコニコ大百科の記事

余談ですがちょうど5巻発売のころ、「タヌキとキツネ」の記事が作成されました。

タヌキとキツネとは (タヌキトキツネとは) [単語記事] – ニコニコ大百科

愛があふれる編集だと思います。ぐえー。

関連記事

タヌキとキツネ4巻 今回も「ぐえー」の癒し作品でした

タヌキとキツネ6巻感想 書き下ろしに笑って泣いた、「ぐえー」の癒し作品