[レビュー、感想]タヌキとキツネ4巻 今回も「ぐえー」の癒し作品でした

タヌキとキツネ第4巻、ショートアニメDVD付き限定版を購入しました。マンガ、アニメどちらも優しい気持ちになれる素晴らしい作品でした。


「もっちぃもっちぃぬいぐるみ」たちのお出迎え。
アタモトさんの他の作品「タベモノ戦線異状ナシ」「南古島学園」もいずれ買ってみたいです。


裏表紙。ツンデレキツネさん、タヌキさんと遊んでるのを邪魔されたのがイヤだったのか眉間に皺。

掲載されている作品は、大きく分けて「Twitterで公開された作品」と「書き下ろし」の2種類となります。
前者はおおよそ2016年12月~2017年3月の作品が掲載されています。「立ち向かうタヌキ」はやはり名作。初期に比べてクマさんオオカミさんらキャラクターも増え、そのせいか3巻辺りからキツネさんのデレ度も上がってきたように思います。

書き下ろしは全部で35ページほど、いつもと同じぐらいです。個人的にはここからが本番ですね。癒し系、シュール系など多彩でしたが、特にオススメの作品は以下でした。
・対抗するタヌキ
・大惨事タヌキ (これイチオシです)
・龍タヌキ

この「なすすべもないタヌキ」のように、たまに出てくる「ヤバい」作品が大好きでして、前述の3つはどれもその類です。特に「大惨事タヌキ」は無表情のタヌキ、キツネのシュールさも合わさって傑作だと思います。

そして今回の目玉であるショートアニメ入りDVD。

YouTubeで公開された18作品と、完全オリジナルシナリオが2作品。ざっと見たところ、YouTube版とDVD版で差異は無いかな、と(アニメの作成時期的にもおそらくそうだろうと思います)。とはいえYouTube版は期間限定ですし、オリジナル作品はこのシリーズが好きなら見て損は無いはずです。ちなみにアニメの最後、あれは良い話で終わった、ノカナー。

ちょっと残念だったのは、DVDが厚紙に貼り付けられたような形になっていまして、DVDの保管が面倒なことです(ケースが別途必要)。自分は物として集めたり保管したりするのも好きなので、ここは残念だったなと。

ちなみにアニメの説明文に書かれている「※キャラクターボイスはございません」という文章、これ最初見たときは「よく分かってらっしゃる!」と大きくうなずきましたw

「タヌキとキツネ」って、読んだときに「ストレスが無い」という稀有な作品だなと思っています。何て言うんですかね、一切気構えせず、何も考えずに安心して読み始めることができると言いますか。疲れたときに読むには最適の1冊です。
※ちなみに、「たるしば」はもっとゆるーいです。読むと脳のシワが減りますw

今から考えるのも気が早いですが、5巻も出るでしょうね。ちょうど半年ごとに刊行されているので次は11月でしょうか、楽しみです。

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