ルイージマンション3評価、感想 やり応えと爽快感バツグンの良作

ニンテンドースイッチ「ルイージマンション3」の評価、感想記事です。

本シリーズは初プレイでして、アクションゲームかと思っていたら謎解きゲームだったため最初は戸惑いましたが、やり応えや爽快感があり非常に楽しめました。

見た目に反して難易度が高いためゲーム初心者にはオススメしづらいのですが、探索や謎解きが好きな方なら絶対に楽しめる良作です。

プレイ時間

プレイ時間は以下でした。
・ラスボス撃破まで  :17:53
・宝石、テレサの全回収:23:38 (※)

ラスボス撃破まで20時間ぐらい、隠しアイテム探しや実績埋めをすると30時間ぐらいのボリュームかと思います。

(※)お金集め系、オバケを何匹倒す系の実績は埋めていません

どんなゲーム?

歯応えのある探索型の謎解きゲームでした。
過去作は未プレイでして、いわゆるマリオみたいなアクションゲームかなと思っていたら、探索しながら各所にある謎を解いていくゲームなんですね。

(※)公式サイトではアクションADVと表記されていました

謎解きメインですのでそんなものかと思いますが、予想より移動速度が遅くて「もっと早く動いてくれ」とは感じましたw

良かった点

爽快感のある吸い込みアクション

ルイージが装備するオバキュームを使ってオバケや小物を吸い込んでいくゲーム。とりあえず吸ってるだけでも十分に楽しく、マップもどんどんキレイになっていくのがスッキリ爽快でした。

マップやザコ敵のオバケについては、あまり考えずとも掃除機を振り回していればだいたいとうにかなる感じです。爽快感という点でグッドなバランスでした。
お皿やらベッドやら段ボールやら、そこにあるものは大半が吸い込めますので、最初は「ゴミ屋敷かここは!」な部屋があっという間に整理整頓(?)された部屋に元通りになってスッキリします。

掃除後の部屋
元はゴミ屋敷のような部屋でしたが、あっという間にスッキリした部屋になります

ゲーム途中からアイテムを買えるようになりますが、買うためのお金もそこらじゅうから惜しみ無く出てきます。
クッションなどを吸い込むと中からお札がブワーッと大量に出たりもして、お金持ちになった感覚を味わえて気持ちイイです。

ザコ戦についても同様で、オバケを吸い込んでからスラム(ビターン!と床に叩きつける攻撃)をしたり、さらにはスラムで他のオバケに当てて一緒に倒すこともできます。
爽快感に加えてストレス解消にもなりますねw

オバケにスラム攻撃をしている画像
スラムで叩きつけるのはとっても爽快

ユルくて愛らしいキャラクターたち

オバケというホラー要素に対して、ルイージの怖がりっぷりやオヤマー博士の言動などユルい感じのキャラクターが絶妙にマッチしていました。

オヤ・マー博士

敵であるオバケも愛らしいです。カウンターでオバケ達が談笑していたり、トレーニングルームでは筋トレしていたりとフロアに合わせた配置や仕草をしており、同じオバケでも最後まで飽きずにバトルを楽しめました。

掃除中のオバケ
ホテルのエントランスではオバケが掃除をしています

プレイヤーを飽きさせないつくり:多種多様の謎解き

謎解き面では、階層どころか部屋ごとに異なる謎解きが用意されていて、よく考えるなあと部屋を進むたびに感心していました。「同じようなギミックの繰り返し」がほとんど無く、プレイヤーを飽きさせません。
本作でのルイージのアクション(操作)ってそれほど多くはないんです。しかしながらその限られたアクションでここまで多種多様の謎解きを作ることができるのか、と。

ルイージの分身とも言えるグーイージの使い方も絶妙で、「すり抜けが可能」「水やレーザーに弱く、当たると消滅する」といった特性がよく活用されています。
例えば、
・ここはグーイージにすり抜けをさせて奥のスイッチを押す
・ここは水があってグーイージだと進めないから、ルイージに行かせてグーイージは待つ
などなど。

メンテナンスフロアの画像
ルイージとグーイージとで連携が必要な場面も多数

また謎解き要素として、階層ごとに6つの宝石が隠されています。ゲームクリアに必須ではないためか、かなり高難易度に設定されていると感じました。これも似たような隠し方は無く1つ1つよく考えるなあと。

バトル面でも謎解き要素があります。ボスオバケはそのままではダメージを与えることができず、どうやったら攻撃できるのかを考える必要があります
一瞬のスキを見つけたり、敵の攻撃を打ち返したりなどなど…、ゼルダっぽさを少し感じました。

ザコ敵も途中からずる賢く(笑)なってきて、サングラスやフードなどを装備することでルイージのストロボ光を防ぐようになります。そこにもいろんなバリエーションがあり、あの手この手で対抗してくるのが面白かったです。

ストロボ光を防ぐオバケたちの画像
お鍋のふた(?)でストロボ光を防ぐオバケ(真ん中)、サングラスで防ぐオバケ(左)

プレイヤーを飽きさせないつくり:階層ごとに全く異なる雰囲気

謎解きだけではなく見た目でもプレイヤーを飽きさせないように、階層ごとに全く異なる雰囲気/コンセプトになっています。

ホテルを探索していたはずが、まさかジャングルや砂漠、ディスコといったフロアが出てくるとは。登場するオブジェや謎解きも、それらのコンセプトに沿ったものになっています。

ピラミッド
ピラミッドの探索へと向かうルイージ ここホテル内なんですが…w

ボス戦がめっちゃ面白い

ここまで「ボス戦おもしれー!」となったゲームは久しぶりでした。ボスの攻撃方法や攻略がボスごとに全く異なり、かつ歯ごたえがあったからと思います。

警備員のボス

前述の内容と被りますが、単純にストロボ光を当てようとしてもあの手この手でガードしてくるのはザコ敵と同じものの、「どうやったら吸い込めるようになるのか?」の攻略手段がボスごとに全く異なり、それを試行錯誤で見つけるのがとても楽しいです。
攻略手段を苦労して見つけたときは「あーこうやるのかー!」と興奮すら覚えます。

スタジオフロア、マジックフロア、ビーチフロアのボスが特にお気に入り。
各所レビューで書かれていますがスタジオフロアのボスは特に傑作で、映画撮影をしながらボスと戦うというシチュエーションに笑いながら戦っていました。

ビーチフロアのボス戦
ビーチフロアのボス戦では、船に乗り移ったボスに食べられないようにするため、オバキュームでぶら下がって回避するシーンがあります。唐突なカメラアングルの変化にだいぶ笑いましたw

とはいえ不満点も。「爆弾を吸い、それを吐き出してボスに当てる」という攻略のボスがいくつかいますが、狙いを定めるのがかなり難しく。というよりもスティックでの操作性が悪かったです。

音楽家のボス
音楽家のボスは吸った爆弾を当てるのが難しく、1度ゲームオーバーになりました

また、ボス戦が楽しかったがゆえにクリア後などに再戦できるモードが欲しかったです。
セーブデータのコピー機能も無いので、「このボスめっちゃ楽しかった、セーブデータを残しておいてまたやろう!」ってのができないんですよね。オートセーブだからすぐ上書きされてしまいますし。

ロードが快適

本作は「エレベータで階層を移動する際にロード発生」という設計になっています。ここで階層内のデータを丸ごと読み込んでいるからか、フロア探索中にロードが入ることが無いのは嬉しいつくりでした。ロードを気にせず探索に集中できます。

エレベータ内
プレイの序盤、「エレベータに乗ってる時間長いなあ、1つ上の階に行くだけなのに」と思ってたんですが、ここでロードしてるんですねw

不満点

画面の見やすさやUI面での不満がそれなりにありました。
細かい部分の作りがイマイチだったという評価です。

奥行きの感覚が分かりづらい

視点が固定されているのもあってか、奥行きの感覚が分かりづらかったです。
特にふわふわした球の物体(※)など、敵を吸い込む際にどっち方向に(ルイージの手前か奥か)オバキュームを向ければよいのかがパッと見で判断できませんでした。

※ダークライトで実体化する際に出現するやつ

携帯モードではプレイしづらい

スイッチの携帯モードではプレイしづらく感じました。小物が多くて見づらいのが原因かな…と思います。

テレビモード推奨のゲームなのかもしれませんが、スイッチである以上携帯モードでの考慮もほしかったです。
とはいえ小物が多いのはゲーム性でもありますし、難しい部分もありそうです。

あとは、まあ、見づらい理由は年齢もあるかもしれませんw

ボートの操作性が最悪

地下フロアではボート(アヒルボート)を運転して進むことになりますが、この操作性が一言で最悪でした。
左右操作でのボートの回転がうまくできず、またオバキュームを使った移動も遅くて敵を避けにくかったです。

さらに問題なのはボスもボート上でのバトルになること。ボスの攻撃を避けるのも吸い込むのも一苦労。
ルイージがトゲに当たったらボートが壊れて作り直すのには最初は笑ったものの、毎回そこからやり直すのはかなりイラっとします。

画像はYouTube:【ルイージマンション3】 全ボスオバケ戦闘+エンディング より

「また本作を最初からプレイしようかな」と思っても、ここがあるからやりたくないと思うほどのストレス要素でした。

HPが減ったときの警告音が大きすぎる

各所レビューで書かれていますが、HPが減ったときの警告音がうるさくて不快でした。

ゲームボリュームがズレてる…とでも言うんでしょうか、テレビの音量を下げると今度は警告音が消えたときに何も聞こえなくなってしまうという。

プレイヤーをここまで焦らせる(?)必要は無いです。開発時のテストプレイで気づくでしょうし、ちゃんと刈り取ってほしかったです。

オバケネコの展開には不満

ゲームを進めていくと、オーナーが飼っているネコとのバトルが何度か発生します。
前述のように「プレイヤーを飽きさせないつくり」になっているからこそ、ネコとのバトルには不満が残りました。

オバケネコ戦
画像はYouTube: 【ルイージマンション3】 ボス オバケネコ戦【プレイ動画】 より

展開としては過去に攻略したマップにてネコを追いかけることになりますが、ここで新たなギミック等が出てくるわけでもなく、単に過去のマップに戻って追いかけるだけ
ネコの倒し方も毎回一緒です。

制作側としてはマップを再利用したい思いがあるのかもしれませんが、新鮮味が無くプレイヤーとしては面白くありませんでした。

思っていたよりずっと高い難易度

コミカルな見た目に反して難易度が高く、独力でクリアできるユーザー層って結構狭い気がします。
謎解きは子どもには難しいし、ボス攻略はライトゲーマーには難しそうです。

スタジオフロアの画像
スタジオフロアの謎解きはものすごく難しかった… 1時間ほど悩んでました

謎解きはどれも正統派であり理不尽さはありませんでしたが、例えば小学校低学年とかでクリアできるんだろうか、と。
ボス戦も倒し方を探す謎解き面と、一部のボスはアクション面もかなり難しいです。

難易度選択や「クリアしたことにする」といった救済措置も無いですし、「任天堂のキャラクターが出ているから」という理由で買ったもののクリアできなかったユーザーも多いのではないでしょうか。

(謎解きに関しては攻略サイトを見ればよいのですが)

まとめ

ボス戦ではゲラゲラ笑いながら、謎解きでは「ふーむなるほど!」と感心しながら楽しめた良作。クリアまで飽きずにプレイできました。

とはいえ自分は楽しめましたが、難易度の高さから人を選ぶ作品でもありました。
他人にオススメできるかと聞かれたら、相手によってオススメする/しないを分けると思います。

謎解き系が好きで、ある程度ゲームに慣れている方にはオススメの一作です。

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